高齢者・障がい者の専門相談

　「弁護士には専門分野がある」ということは，ほとんどの方はご存じだと思います。皆さんは弁護士の専門分野として，どのようなものを想像するでしょうか。多くの方は，テレビドラマでよく見る刑事弁護や離婚，あるいは華やかな世界を想像させる会社関係の法律を想像するのではないでしょうか。

　私どもは専門分野として，高齢者・障がい者の法律を選択しています。おそらく，「そんな分野あるの？」というのが皆様の感想だと思います。

　現在の日本において，高齢者や障がい者のサポートは法律ではなく福祉の分野であると考えられています。しかし，高齢者や障がい者が使用する多くのサービスは，当然のことながら法律の規定により提供されています。法律の規定と無関係ではないのです。

　そして，高齢者・障がい者の中には，認知症その他の理由により，自分の力だけで自らの権利を守ることができない方が多くおられます。私どもはそのような方のための法律を専門としております。

　高齢者・障がい者の分野は，いわゆるマイナー分野であり対応している事務所が少ないのが現状です。例えば，以下のような問題についても当事務所は対応可能です。

　文字通り，家族・施設等から虐待を受けている高齢者・障がい者の対応問題です。市役所などの公的機関から持ち込まれることが多いですが，一般の方から相談が持ち込まれることもあります。

　虐待の問題は市役所をはじめとする様々な機関と協力しながら解決することが通常です。当事務所は公的機関との豊富な連携経験を有しており，様々な事案に対応できます。

　介護事故の問題は，介護に関する知識がなければ対応不可能です。そして，介護に関する知識は医療過誤や建築紛争と並んで専門性の高い分野です。

　当事務所は介護に関する知識を豊富に有する弁護士が在籍しております。お困りの際はご相談ください。

　単純に一つの問題から構成されるのではなく，関連した複数の法的課題から構成されている問題です。例えば以下のようなものがあります。

　よく見られる例であり，借金を抱えた子が恒例の親の財産を使い込んでいるパターンなどが見受けられます。

　相続の問題を処理したいが，相続人の中に認知症の人がいる，などの例が挙げられます。